チャットGPT恐るべし
チャットGPTと夏休みの宿題
東京都教育委員会(都教委)は、夏休みの宿題などで、「チャットGPT」に代表される生成AIの回答をそのままコピーして提出しないよう、都立学校に通知した。現在文科省も学校向けのガイドラインを準備している。
夏休みまであと一ヶ月、先生達はそろそろ夏休みの宿題の準備を始める時期。都教委の言う、「児童・生徒が自ら考える力を育成する」ことが出来る宿題作りが必要だ。
生成AIに追いつけない人間達
昨年までは考えられなかったことが今、世界的にも大きな問題となっている。各国ではAIに関する法整備が急務となっている。日本では就活生がエントリーシート作成に利用したというニュースも伝わってきた。まさに技術の進歩が人間を追い越してしまった典型的な例だ。でも読書感想文がチャットGPTで作られたかどうか、どうやって調べるのだろう。これもチャットGPTに聞くのだろうか?
宿題代行は廃業?
考えてみれば、以前は「宿題代行」などが話題となっていたし、子どもの宿題に親が関わることもあったはず。大学では他人の文章を「コピペ」したかどうかをチェックするコピペチェックツールを使っているという話も聞いた。
都教委の担当者は「将来にわたって生成AIの使用を禁止しようとするものではない」とした上で、「夏休みの宿題などでは大人の目が行き届きにくい場面も出てくる。生成AIの使い方について注意を促す必要がある」と話している。