共通テスト出願受付スタート

2024年入試、いよいよ本格化!

進路指導担当教員にとって、毎年9月は神経をすり減らす時期だ。
9月早々指定校説明会や共通テスト説明会が行われ、いよいよ入試本番となる秋。

今年も「大学入学共通テスト」の願書受付が始まった。

出願というと寒い冬のイメージが強いが、共通テスト(旧センター試験)の出願はこの時期となっている。ただし受験校を決める必要はなく、自分の受験教科、科目を申請する手続きと考えた方がわかりやすい。しかしこの試験を受けないと、ほとんどの国公立大学の一般選抜や9割の私立大学で採用している共通テスト方式が受験できなくなる。

本番は2024年1月13日(土)、14 日(日)

2024年入試はあとがない入試と言われている。高校の学習指導要領が改訂され、現高2生から新課程入試となり「情報Ⅰ」が新設されたり、地歴科では「歴史総合」、公民科では「公共」が導入されたりと、受験科目が大きく変わってくる。そのために浪人を避ける安全志向の入試となることが予想される。

受験者減、定員増

昨年の入試結果を見ると浪人生が減少していることが分かる。さらに18歳人口(現高3生)は前年より3万4000人少なくなっている。また最近の傾向では、推薦で年内に合格を決めたいという受験生が増えており、年明けの共通テストや私大の一般選抜を受験しない者も多い。さらにここに来て大学の定員増、特にデジタル系の新設学部・学科も話題になっている。
2023年入試は比較的入りやすい入試となるだろう。

だからこそ入りたい大学へ!

定員が多く受験者が少ない・・・受験生にとってはここ数年の中で最も入りやすい入試となりそうだ。だからこそ安易に年内入試に飛びついたりせず、じっくりと進路について考えて欲しい。受験は最後まであきらめなかった者の勝ち! 11月、12月になると周りにも推薦合格者が増えてくる。ここがガマンのしどころ!年明け2月、3月にはきっと良い報せが待っている!